ルノワール展の概要は?
横浜美術館は、今年開館30周年。それを記念してオランジュリー美術館の所蔵品が展示されています。
目玉はルノワール。
その他、マティス、ピカソ、シスレー、ユリトロ、スーティン、ローランサン、ドラン、ヴァン・ドンゲン、モディリアー二、ルソー、セザンヌ、モネという12人の『印象派』『エコール・ド・パリ』と呼ばれる画家たちの作品が展示されています。
今回の展示では、オランジュリー美術館が所蔵する146点の絵画群の中から70点が横浜美術館に展示されました。
これは日本では21年ぶりといわれ、大変貴重な機会となっているのです。
そのオランジュリー美術館は、パリのセーヌ川岸にあるオレンジ温室を改修した瀟洒な佇まいの美術館。
画商であったポール・ギヨームの願いが叶えられた美術館というべき美術館かもしれません。
なぜかといえば、ギヨームは夢半ば若くして、この世を去ってしまい、その後フランス国家によってギヨームのコレクションが美術館に展示されたからです。
ギヨームは、自ら集めた作品を私邸で美術館にする構想を持っていました。
しかしそれは叶わず、コレクションされた作品は、ギヨームの妻ドメニカ夫人によって手が加えられました。
その後ドメニカ夫人は再婚をしたため、夫ジャン・ヴァルテルの名も冠して『ジャン・ヴァルテル&ポール・ギヨームコレクション』としてフランスに譲渡され、オランジュリー美術館に展示されるようになりました。
トライエックス ルノワール(輸入版) 2020年 カレンダー CL-541 壁掛け 絵画 新品価格 |
展覧会の見どころは?
横浜美術館の公式サイトによると、(横浜美術館ホームページ:https://yokohama.art.museum/)
展覧会の見どころは以下の4つ。
1.パリ・オランジュリー美術館コレクションによる21年ぶりの展覧会
2.ルノワールの代表作である『ピアノを弾く少女たち』が来日。
3.パリに恋した画家たち13作家の名品が一堂に。
4.コレクションをめぐる画商ポール・ギヨームと妻ドメニカの物語に注目
となっています。美術館の中での撮影は禁止ですが、今回ポール・ギヨームの邸宅を当時の写真や資料に基づいて再現した模型(1/50)は撮影OKとなっていました。