
ウォーキングを始めて7か月。ダイエットのためでも、健康のためでもなく始めたウォーキングですが、意外な効果がありました。参考になればと思いましたので、ご報告しますね。
スマホアプリは便利
私がウォーキングを始めたきっかけは、コロナ禍で『密』のバスに乗りたくないと思ったら。
それでも、スマホアプリで自分がその日に歩いた距離がわかると、歩くのも苦ではなく、むしろ楽しくなりました。

私が使っているアプリは、NAVUTIMEの『ALKOO』。
アプリのメイン機能は、前日、何歩歩いて何㎞だったかがわかるというもの。
他にも機能はありますが、私はそれだけを使っています。
『結果が目に見えてわかる』ということがうれしいのは、おとなも子どもも一緒ですね。
ウォーキングの効果
ウォーキングを始めてしばらくしてから(あれ?)と思ったのは、こんなこと。
膝が痛くない!
私は、ウォーキングを始める前、それまでの運動不足のせいなのか、膝が痛くて立ち上がったり、座ったりするときに痛みが出るようになっていました。
まだ50代なのに困ったな・・と思ってはいたのですが、特に何も対処せずにいました。
ところが、今は立ち上がる時も、座る時も膝が痛くありません。

不思議!
これはウォーキング効果なのか、別の何か理由があるのかはわかりませんが、いずれにしてもウォーキングを始めてしばらくしてから痛くなくなりました。
膝が痛くなったワケ
正直なところ、膝がいつごろから痛くなったかは、よくわかりません。
気づいたら、痛い!という感じになっていました。
私の推測では、書き仕事に徹していた5年前から、全く『運動』と無縁になっていたことが一番の要因ではないかと。
通勤にもバスを使い、職場ではずっと座ったまま。

筋力が落ちてしまったのでしょうね。
歩かなければ、筋力は落ちますよね。
おそらくそれが一番の要因になっていたのでしょう。
近道を探して失敗
ウォーキングを始めたのは、2020年5月から。
そろそろ暑さを感じる時期でもあったので、正直なところ、本当はそんなに歩きたい気持ちでもありませんでした。
けれど、コロナ禍で緊張も高まっていたので、バスに乗るのが怖かったのです。
それで、バスに乗るより歩く方がいいかも。

と思って、試しに歩いてみたら歩けたんですね。
息子たちだと25分位で歩くところを、私は45分もかかりました。
ほぼ倍の時間。
ウォーキングを始めたばかりは、あまり乗り気ではなかったので、できるだけ近道をしようと思いました。
その結果、わけのわからない住宅街に迷い込んだり、
急な上り坂を上る羽目になったり、
行き止まりになって戻ったり、
結局、バス通りが一番近くて、歩きやすく、快適だということがわかりました。
歩く速度
歩く速度は今でも、その日によって違います。
早歩きをしてみたり、やっぱり疲れるから早歩きはしないとゆっくり歩いたり。
最初からのっそのっそ歩いたり。
たまに重い荷物を持って歩き、やめとけばよかったと思ったり。
ランニングはいけるかな?と小走りしてみたり・・。

今でも、自分の好きなように歩いています。
もしかしたら、ウォーキングとは言わないかも・・です。
ウォーキングとは
私の歩き方はもしかすると『ウォーキング』とはいわないかも?と思ったので、さっそく本当のことを調べてみました。
厚生労働省のe-ヘルスネットには、ウォーキングとはとして、このように記されていました。
「歩く」という老若男女を問わず行うことが可能な活動を、動作の質や強度を考慮することによって、健康増進や生活習慣病予防のための運動とすること。
(※1)
これなら、私の歩き方でもウォーキングといえるじゃないですか!
さらに、このようなことも記されていましたよ。
長時間継続して歩くことで有酸素性運動ができる手軽な運動がウォーキングです。有酸素性運動は継続時間が長くなるほど脂肪をエネルギーとして利用する比率が高まるので、体脂肪の減少による肥満解消や血中の中性脂肪の減少、血圧や血糖値の改善に効果があります。さらに運動することによる心肺機能の改善や骨粗鬆症の予防などの効果も見込まれます。
(※2)
(出典:※1、※2共に厚生労働省e-ヘルスネットhttps://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/exercise/ys-080.html)
習慣化することが大切なのだそうです!
スポーツ庁Web広報マガジンでは、このようなことも。
日本人の歩く量(歩数)は、年々減少傾向にあります。厚生労働省の「国民健康・栄養調査(平成28年)」では、日本人の1日あたりの平均歩数は、成人男性が「6984歩」、成人女性が「6029歩」となっています。今から15年前の平成15年には男性が7503歩、女性が6762歩だったので、実に500歩以上も減っています。
だからこそ、まずは1日あたり「プラス10分」のウォーキングを意識してみましょう。10分歩くと、おおよそ「1000歩」前後になります。今はスマートフォンなどで気軽に1日の歩数を計測できるので、まずは自分がどれくらい歩いているかをチェックしましょう。
(出典:スポーツ庁Web広報マガジンhttps://sports.go.jp/special/value-sports/plus-10-minutes-walking.html)
約6000歩歩く
スポーツ庁の情報から、平成28年の成人女性は平均一日6029歩歩いているということがわかりました。
私はというと、平均4316歩だそうです。

うーーーーーーん。
いかがなものでしょうか。
10分歩くとおおよそ1000歩
スポーツ庁の情報では、10分歩くとおおよそ1000歩と記されています。
見当がつけやすくわかりやすい指標ですね。
ウォーキングと意気込まなくても、その日にどれくらい歩いたかは、これで見立てることができます。
私は、コロナがきっかけになり、歩くことになり、結果的に『ウォーキングをしている』状況になっただけで、機会がなければきっと今でも、ウォーキングをしていなかったと思います。
しかも、コロナが続いたため、なかなかバスに切り替えることもできず、いつの間にか歩くことが習慣になり、苦にならなくなりました。
真夏に汗だくになったときは、途中でコンビニに寄り、パウチタイプのアイスを買ってみたり、アイスコーヒーを買ってみたり。

次第に楽しみもみつけたりしました。
そして何よりもいつの間にか『膝が痛くなくなった』といううれしいことまで起きました。
何も目指すものもなくに始めたことが、こんなによい結果になるなんて・・。
健康増進、体脂肪の減少、疲労回復などといった明確な目標をもつことは、とても素晴らしいことで、きっと誰もがそういった『目指すもの』を持った方がよいとおっしゃるかもしれません。
が、
人には無理できない時期というものありますよね。
私のようにゆるく、何となく、何も期待せずに初めてみる。
すると、思いがけずよい結果がでることもある。
またよい結果がでたことで、新たに目標を持つことができるかもしれない。
なんていうこともあるのではないかと思ったりしました。
つまり、『特に期待はしないけれど歩いてみる』でもよいかなと・・。

まとめ
ウォーキングは体によいことは、厚生労働省もスポーツ庁も国土交通省などでも示されています。
その理由は、
- ウォーキングが有酸素性運動であり、継続時間が長くなるほど脂肪をエネルギーとして利用する比率が高まること。
- 体脂肪の減少による肥満解消に効果があること。
- 血中の中性脂肪の減少、血圧や血糖値の改善に効果があること。
- 運動することによる心肺機能の改善や骨粗鬆症の予防などの効果も見込まれること
などがあるから。
ウォーキングに目標をもって取り組むと効果的といわれますが、目標はもたなかったけれど、ウォーキングをした結果、効果があったという場合もあるということ。
私の7か月間のウォーキングは、このようにゆるいものではありますが、みなさんのウォーキングに多少なりともお役に立てたらうれしいです。
【今回の結果報告に関する記事に関してのお願い】
厚労省等の引用文のほかは、私個人の体験による感想および結果からの考察です。
1読み物としてお楽しみいただければ幸いです。

執筆と挿絵:rico
小学生の頃から絵本作家になりたかったけれど、絵本作家ではなく小学校の先生になりました。
たくさんの本を子どもたちに読み聞かせしていく中で、気がついたあれこれ。
おとなのための絵本を描いてみたくなりました。