牛乳やチーズ、ミルクチョコレートなどの畜産物に有機の認証を表示できるようになったのは、つい最近。2020年7月16日からのことです。
畜産物にも有機認証
有機農産物とその加工食品は、1999年より有機の表示、たとえば『有機○○』『オーガニック○○』などと表示するための認証制度が設けられましたが、2020年に畜産物とその加工品にも『有機○○』という表示ができるようになりました。
中でも私たちが目にする機会が多いのが、ハムやチーズ、ミルクチョコレートでしょうか。(チョコレートやラクトアイスは乳製品が5%以上含むもの)
(農林水産省ホームページ参照:https://www.maff.go.jp/j/jas/yuuki_chikusan_pamphlet.pdf)
畜産物のオーガニック認証の背景
最近になって、有機などと表示された畜産食品の需要が高まったことにより、国内外で流通量が増加してきました。そのため消費者から有機の農産物食品のように、畜産食品もJASマークをつけてほしいという要望が寄せられたそうです。
またまもなく開催予定の東京オリンピック・パラリンピックの食材調達基準には、有機JAS食品の利用が推奨されるということもあり、関心も高まってきたということもあると農林水産省のホームページに記載されています。
(※農林水産省ホームページ参照:農林水産省ホームページhttps://www.maff.go.jp/j/jas/yuuki_chikusan_pamphlet.pdf)
有機加工品にはどんなものがある?
有機加工品を具体的にあげると、味噌、醤油、お茶、コーヒー、ジャム、ハム、チーズ、ミルクチョコレートなど多数。
はちみつ等は対象外です。