はじめて猫を飼いました|2歳になった我が家の猫
ペットとして人気の猫。
犬派だった私ですが、ひょんなことから猫を飼うことになりました。
猫アレルギーという診断もされていたし、道端で猫をみても「かわいい」とは思わなかった私ですが、飼ってみたら、まぁかわいいこと。
想像を絶するかわいさでした。
子猫がいる?木の根元に
我が家の猫は、生後約3日というとんでもない時期から「人」と暮らすことになりました。
彼女(猫はメス)を発見したのは我が家の夏みかんの木の根元。
どこからか子猫の鳴き声が・・と思ったら、そこにいました。
きっと親が近くにいて迎えに来るだろうと思っていたので、声は気になりつつも、半日放置。
けれど夜になっても親は来ませんでした。
我が家の犬の主治医である動物病院の先生に連絡をすると、
「とりあえず、連れてきてみて」
とのこと。
タオルに包んで病院に連れて行き診察をしてもらいました。
診察後、先生は
「この子は病気があるね」
「親は育たない子だろうと置いていったんだと思う」
「明日、明後日とちゃんと元気でいるかはわからない子だね」
と説明してくれました。
(野生で生きていくということは厳しいんだ)
そういう自然界の厳しさを目の当たりにして、なんともいえない気持ちになりましたが、いったん手にした子猫を再び放置するということはできません。
猫を飼うことになる
当然まだ目も開いていない猫。
体はおとなの手でグーをした位しかないのに、声は予想以上に大きく、
「ミャーーー、ミャー――」
と最初のうちはずっと鳴いていました。
(本当に病気なのかしら・・)
というくらい大声。
ペットショップで哺乳瓶と子猫用ミルクは買ってきたものの、大きな飲み口からミルクを吸うことはできません。
そこで私は名案を発見!
スポイトを使って授乳しました。
少し口からこぼれてしまいますが、なんとか飲んでくれます。
排泄は綿棒で刺激して促しました。
母猫がそうするようにチョンチョンと教えてあげました。
ときどき、手にかけられてしまうこともあったりしたけれど、汚いとは思わなかったのが不思議。
私はすっかり母親気取りです。
あまりのかわいさに目が離せません。
猫ってかわいいじゃない!
動物病院の先生は育っていくかわからないといわれた子猫。
その後、すくすくと育ってくれました。
そしてついに片目が開き、翌日には両方の目で私たちをみてくれたのです。
猫の親になる
彼女がはじめて目にした「自分以外の生き物」。
我が家の人々を彼女は「家族」と思ってくれたのだと信じています(笑)
その家族の中でも、私は一日中彼女にくっついて、ミルクをあげたり、排泄を手伝ってあげていたので、どうやら彼女は私のことを「ママ」と認識したような気がする・・・。
そう気づいた私はもう最高にしあわせな気持ちになりました。
先生に心配された彼女は、胸がペッコリと凹んでいる病気ではありますが、今日も元気に活発に過ごしています。
そして2歳を過ぎた今でも、彼女は常に私のあとをついて回るベッタリ甘えん坊さんです。
猫が鳴いて私を呼ぶ!
彼女を拾ってすぐに病院に行って、この子の健康診断をしてもらったら、なんと病気があった彼女。
こんなに大きくなりました。体は立派におとななサイズですが、まだ子猫なのでいろいろなことをしてくれます。
この日はダイニングに落ちていたヒジキをクンクンして鼻につけて歩いていました。
あまりにもおかしかったのでアップで写真に撮ってもらったら、
「親バカだねえ」
と母。
ただ・・。
我が家の猫は、鳴いて私を呼ぶことがあり、とてもよくあり、私はすっかり幼児がいるかのような生活になってしまいました。
とくにトイレに行きたいときがひどいんです。
猫のトイレがあるのは、家の中のとある一室。
寝るとき以外は、他の部屋のあちこちにいるため、トイレのある部屋が閉まっていると大変。
「アーン、アーン」
「ニャアーアー」
などと言いながら、私の足にスリスリし、その後ダッシュで別の部屋に走って行きます。
(トイレのあるお部屋の前まで走って行けばいいのに・・)
と、内心思いながら、
「おいでーー。トイレだよね。ドア開けるよ!」
と呼ぶとダッシュで戻ってきて、私の足元にまとわりつきながら歩きます。
そしてドアが開いた瞬間にトイレへ。
でもね。
これはまだよい方です。
自分が2階に上がっていたりすると、2階から
「アーン、アーン」
と鳴いて私を呼ぶんです。
その鳴き方は「トイレ」とわかるので、私は彼女を抱っこしてトイレのお部屋に連れていくことになるんですよ。
(2階のどこかにトイレがないかな?)
(いいところがあったら、トイレにしちゃうよ!)
みたいに聞こえるその鳴き声に、私は慌てて2階に迎えに行きます。
呼ばれてイソイソと迎えに行く私もどうかと思いますが、「呼ぶ」ってすごくありませんか?
それとも、それは当たり前なのかなあ。
猫は鳴き方を変えて自分の要求を伝えているようだ
我が家の猫は、こんな感じで鳴き方を分けて使っていて、その鳴き方で自分の気持ちを伝えているようです。
そして、私は猫が鳴けば、
「はーい」とか「なあに」とか言いながら、それに答えているっていうわけです。
それがまるで「幼い我が子」と会話をしているようで、私にとっては何ともいえない癒しとなっているというわけ。
私は猫の鳴き声に返事をしているけれど、猫だって私が呼ぶと、
「ンーーー」
とかいって返事をしてくれますよ。
私が探しているときは、返事をしながら出てきてくれます。
ということで、我が家の猫の鳴き方をご紹介しますね。
(あくまでも私にそう聴こえているっていうことですが・・)
我が家の猫|鳴き方一覧
・「ミャアーウー」→「お腹空いているんですけど・・」「ごはん食べたいの」
・「ニャ?」→「なに?」
・「アーン、アーン」→「トイレ行きたいよォ」
・「ナーーーン。」→「ありがと」
・「ン」→「ハイハイ↓」
・「ウギャ(小)」→「やめて!」
・「ウギャ、ウギャ(中)」→「ほんと、やめて!」
私が2年間、猫を育ててきて『鳴き方』で感じたことは、意外にも人間の子どもたちの様子に似ていたということです。
子どもが親に自分の気持ちを『声のトーン』で伝えるように、クラスの子どもたちが先生に何気ない会話から気持ちを伝えようとするように、猫も、私たちに鳴き声で気持ちを伝えるんだなと思ったのは、飼ってみて一番実感したことです。
ときどき忙しいのに、
「ミャー、ミャーーー」
と鳴かれると
(静かにしてーーー)
と思うこともあります。
でもそういうときでも、猫は何かを人間に伝えたいと思っているんですよね。
わかっていてもすぐに反応できないときもあって、そんな時は本当にごめんねえ・・と思うので、自己嫌悪に陥らないためにもなるべく鳴き声を受け止めるようにしています。
まとめ
猫って飼ってみると、かわいさに翻弄されてしまいますね。
ずっと長いこと犬しか飼ったことがなかったので、こんなに猫がかわいいなんて知らなかったです。
今、大人気の猫さん。ネット上にもたくさんの記事や画像、動画が上がっていますね。私もその一人ではありますが、我が家の猫さんの話も、楽しんでいいただけたら幸いです。
こちらも猫さんの記事です。
読んでいただけたらうれしいです。