50代働く・学ぶ

【50代資格司書】司書と学校図書館司書どちらの資格を取得する?

図書館が好き!という人の働き方

司書と司書教諭どちらの資格

本好きの人にとって、図書館で働くということは憧れのひとつ。

一度は別の仕事についていた50代女性でも、本好きの50代なら、今だからこそ図書館で働いて力を発揮することができるかもしれません。

これまでの経験や子育てが、資料の選定や読書案内に大いに役立つと考えられるから。

司書になるには

私、本が好きだから図書館で働けたらいいなあ・・。
rico
rico
それ、いいと思う!図書館の求人を検索してみると、応募資格に司書資格がない場合もあるけれど、できれば司書資格を取得して業務内容に関わる知識をもっていた方が仕事がしやすいんじゃないかな?
そうだよね。でも、どうやってとるのかなあ。大学は理系だった私でもとることはできるの?
rico
rico
できるよ!司書の資格には司書と司書補があるけれど、図書館法の規定に沿って司書講習を履修して司書資格を取得するのがおすすめかな。

図書館法でいう司書資格は図書館法第5条に取得条件が次のように規定されています。

1.大学、短大、高等専門学校のいずれかを卒業した上で司書講習総統科目を履修する

2.大学に2年以上在学し62単位以上を修得、もしくは短期大学、高等専門学校を卒業した上で司書講習を修了する。

3.司書補として3年以上勤務したうえで司書講習を修了する

『3』にある『司書補』というのは、司書の専門的職務を助ける事務に従事する資格のことです。

高等学校卒業者、中等教育学校卒業者、高等専門学校第3学年修了者のいずれかの資格を持っていれば、大学などで実施される司書補講習を受けて資格を取得することができるものです。
文部科学省ホームページ『図書館法施行規則』より抜粋)

図書館司書資格取得方法図書館司書になるには?そのルートは?(©rico)

 

詳しくは文部科学省『図書館法施行規則』で確認してください。こちらのホームページでは、取得するべき科目など詳しく記載されています。

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rico
rico
学校の先生をしていたなら、学校図書館司書教諭の資格を取得して、学校の図書館(図書室)で働くというのもあるよね?
違う資格なの

図書館司書と学校図書館司書教諭

50代女性これからの働き方

図書館に勤務する『司書』と『学校図書館司書教諭』の資格は、履修する内容も立場も違うので、それぞれについて説明していきます。

司書

都道府県や市町村の公共図書館等で図書館資料の選択、発注および受け入れから、分類、目録作成、貸出業務、読書案内などを行う専門的職員のこと。

文部科学省ホームページより抜粋https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm)

 

司書教諭

教諭として採用された者が学校内の役割としてその職務を担当し、学校図書館資料の選択・収集・提供や子どもの読書活動に対する指導、さらには、学校図書館の利用指導計画を立案し、実施の中心となるなど、学校図書館の運営・活用について中心的な役割を担う。

(文部科学省ホームページより抜粋https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm)

 

そして、学校では『司書教諭』の他に『学校司書』という立場もあります。

学校司書

教員としてではなく、事務職員として採用された者が学校図書館に勤務する場合は『学校司書』と呼ばれる。

(文部科学省ホームページより抜粋https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/gakugei/shisyo/index.htm)

つまり、小・中・高・特別支援学校にある学校図書館(通称『図書室』)の職務を担当する者は教諭の場合と事務職員の場合があるということです。

学校司書教諭と学校司書

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私は14年間、公立小学校で先生をしていたにもかかわらず、司書教諭と学校司書との違いをよくわかっていなかったばかりか、自分の働いていた学校に『司書教諭』も『学校司書』もいなかったと記憶しているのは、恥ずかしい話です。

でも、本当にいなかったような?と思ったので調べてみました。

まずは学校図書館法で以下のように定められていました。

学校図書館法(抄) 

(昭和二十八年八月八日法律第百八十五号)
(司書教諭)
第五条 学校には、学校図書館の専門的職務を掌らせるため、司書教諭を置かなければならない。
2 前項の司書教諭は、主幹教諭(養護又は栄養の指導及び管理をつかさどる主幹教諭を除く。)、指導教諭又は教諭(以下この項において「主幹教諭等」という。)をもつて充てる。この場合において、当該主幹教諭等は、司書教諭の講習を修了した者でなければならない。

「平成28年度学校図書館の現状に関する調査の結果について」という文部科学省の報告によると、

「学校司書を配置している学校の割合は、小・中・高等学校でそれぞれ59.2%、58.2%、66.6%であり、前回より増加している」となっています。

文部科学省ホームページより抜粋https://www.mext.go.jp/a_menu/shotou/dokusho/link/__icsFiles/afieldfile/2016/10/13/1378073_01.pdf
「平成28年度学校図書館の現状に関する調査結果について」参照

???

あれ?何だかおかしくありませんか?

学校図書館法では「学校司書をおかねばならない」とされているのに、現状(平成28年度)では、およそ半分の学校にしか学校司書がいないということになります。

そこで、改めて学校図書館法を読み進めると、学校図書館法の附則にこのように記されていました。

司書教諭の設置の特例)
2 学校には、平成15年3月31日までの間(政令で定める規模以下の学校にあつては、当分の間)、第五条第一項の規定にかかわらず、司書教諭を置かないことができる。(学校図書館法より抜粋)

つまり、昭和28年に規定されたものの、特例措置が出されていたため、司書教諭の配置が進まずにいて、平成26年の改訂で現在の第6条が新設されて『学校司書を設置するよう努める』ことが義務付けられました。

私が公務員としての立場を退職したのは、平成15年だったので、学校司書教諭は、もしかすると配置されていなかったのかもしれません。

退職後、3年位前まで非常勤として勤務したいくつかの学校にも学校司書はいなかったように思います。

なかなか進まなかったのですね。

文科省のホームページには、

「司書教諭」と「学校司書」及び司書に関する制度上の比較(文部科学省ホームページ)

という一覧表があります。

とてもわかりやすいので、ぜひ一度ご覧になってください。

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このことから、学校図書館で働くには司書教諭ではなくてもなれるようですが、実際には司書教諭の資格を持っていることが求められるようです。

学校図書館で働きたいと思ったら、司書教諭の資格を取得しましょう。

司書?司書教諭?どちらを選ぶ?

せっかくなら、どちらの資格も取得するしたいところですが、大切なのは自分は図書館でどんな働き方をしたいかということです。

学校で子どもたちの教育活動に関わりたいという気持ちが強い場合は司書教諭、いろいろな年齢の方に関わりたい場合は司書の取得を考えてみるなど、自分の目的をはっきりさせて決めることが大切です。

図書館司書資格取得については、こちらの記事もどうぞ。