
アラカンという言葉をご存じでしたか?『アラカン』とは『around還暦(アラウンド・カンレキ)』なのだそうです。
55歳はアラカン?
現在55歳の私は、アラフィフと言ってよいの?と、思ったので検索してみると、どうやらアラフィフではなさそう。
はっきりした定義がなさそうですが、いくつかの説から、おそらく55歳以上は60歳に近い方の『アラカン』。

還暦とは
還暦といえば、60歳になって自分の干支が回った年のこと。生まれた年に還る(かえる)という意味があり『本卦還り(ほんけがえり)』ともいわれ、数え年で61歳のことです。
例えば今年55歳の人は、1965年生まれ。
還暦の年は2025年、61歳になる年ということになります。
私の印象では、還暦=おじいちゃん・おばあちゃん
というイメージがあるので『アラカン』はさすがに抵抗があるなあ・・というのが正直なところ。
自分のおじいちゃんやおばあちゃんに、赤い頭巾と赤いちゃんちゃんこを着せて、親戚一同が集まってお祝いしたことや両親の還暦祝いで、赤いちゃんちゃんこが妙に似合った父にかなり笑ったことなどが思い出されます。
日本では昔、魔よけとして赤ちゃんの産着に『赤』を使っていたことから、『生誕時に還る』という意味でこういった慣習が続いているようですよ。

定年退職が60歳だったのも、こういった慣習からなのかもしれませんね。
父の還暦祝いをしたときに、
「これからはまた、赤ちゃんからやり直しだ」
と言っていたことが、当時がピンときませんでしたが、今はなんとなくその気持ちがわかり、自分もそんな年齢になったのだなあ・・と思いました。
『アラカン』とは言いたくない
それにしたって、やはり還暦に近いからと自分を『アラカン』というのは、何だか嫌だなあと思うので、私はおそらく当分は使わないと思います。
ちなみに、服装を考えるときも『アラカンにおすすめ』よりは、『アラフィフにおすすめ』の方を参考にしたいし、その方がよいとも思っています。
なぜなら、私がよく使うスモールステップを考えてのこと。
年齢より若いファッションを参考にした方が、超えることに無理のない目標設定になります!
年齢相応よりも少しは若くみえたいですからねえ・・。
もちろん、ファッションだけで若くみえることはなく、というよりもむしろ、ファッションだけ若づくりをしていると『イタイ』といわれることもあるので気をつけないといけません。
そのためには、やはり内面を磨く、からだを整えるということが大切。

新しい生活様式が求められている今、50代女性も『これからの暮し方』を切り替えるチャンスなのかもしれませんね。
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執筆と挿絵:rico
小学生の頃から絵本作家になりたかったけれど、絵本作家ではなく小学校の先生になりました。
たくさんの本を子どもたちに読み聞かせしていく中で、気がついたあれこれ。
おとなのための絵本を描いてみたくなりました。