フラワーエッセンスの使い方
みなさんは『フラワーエッセンス』というものをご存じでしょうか。
『フラワーエッセンス』とは、医薬品ではなく、また精油ともちがう『花のエネルギーを水に転写したもの』。その『フラワーエッセンス』は、ストレスなどによって心に沸き起こったネガティブな気持ちを癒すといわれています。今回の『簡単ナチュラルライフ』では、『フラワーエッセンス』を取り上げてお話させていただきます。
まずはフラワーエッセンスについてをザックリとご紹介していきますね。
フラワーエッセンスとは
『フラワーエッセンス』とは『明るい朝の光に照らされた花びらの上に輝く朝露』、『花のエネルギーが転写された水』。そしてその花のエネルギーが転写されたエッセンスは、生活の質を向上させる働きがあるといわれています。
私たちは、ストレスを感じたときの解消法としていろいろなことを試しますよね。
音楽を聴いたり、人とお話をしたり、ゆっくりと入浴したり、自分なりの解消法があると思います。
フラワーエッセンスもストレスを感じたときの解消法に役立てるアイテムのひとつと考えていただけるとわかりやすいかもしれません。
フラワーエッセンスが何かを治すというよりは、フラワーエッセンスを使うことで、心に動きが生じて解決されることがあるという感じです。
「元気が出ないと思ったら、それは空腹のせいだった。おにぎりをひとつ食べたらすっかり気持ちが明るくなった。」
とか、
「何となくモヤモヤするので、買い物に出かけたら気が晴れてスッキリした」
ということがあると思いますが、そういった感覚に少し似ていて、何を媒体にして回復するかは、人それぞれ、その時々によって違うように、フラワーエッセンスを使うと気持ちが落ち着く・・そういうこともあるということだと私は思っています。
フラワーエッセンスを試す前に
フラワーエッセンスに限らず、新しいことを試すとき、とくに『困っていることを解決したい』と考えているときは、その効果がとても気になるものですね。
困っているから試しているわけですから、効果的なものがよいに決まっています。
フラワーエッセンスを使ってみようと思うときも、ネガティブな気持ちを癒してくれるらしいという期待があって興味をもつと思いますが、自分の期待どおりに効果を発してくれるかは、使ってみないとわからないですよね。
心理学で『損失回避の心理』という用語があるのですが、これはものすごく大雑把にいうと『人は利益よりも損失の方が強く感じる』、『喜びよりも痛みの方が強く感じる傾向にある』ということなんですね。
フラワーエッセンスでいうなら、『効果がないと思っていたのに効果があった』ことよりも『効果があると思っていたのに、効果がなかった』方がガッカリしてしまうということです。
人は自分がガッカリしないような行動をとる傾向にあるということになりますが、
ガッカリしたくないから試さない。
そして、
効果があるかもしれないから試してみよう!
どちらを選択するかは人それぞれです。
さて、あなたはフラワーエッセンスをどんな風にとらえていらっしゃるでしょうか。
おまじないの効果?
フラワーエッセンスの始まりは今から約4万年前の西オーストラリアの原住民アボリジニからという説があります。
ずいぶん古いですよね。4万年前の日本といえば石器時代。そのころなら花びらにのった朝露を薬のように思ってもある意味当然なのかもしれないと思ったりもします。
と同時に、自然の中で五感を研ぎ澄ませて生活していた人々だからこそ、植物のもつ力に気づくことができたのかも?とも思ったりします。
そういえば、昔から使われていて、今でも人気のある『へちま水』は実が成ったへちまの茎を切り、その切り口からでてくるものだし、『ローズウォーター』は農薬などを使用していないバラの花びらを煮て作ったものです。
そう考えると、花びらの上にのった朝露が植物のもつ力を含んでいる、つまり何らかの効能があるというのも頷けます。
どのようなものでもそうですが、自分が『効果がありそう!』と思わなければ、効果を感じることはできそうもありません。
少しおまじない的ですが、それも大切ですよね。
フラワーエッセンスと医療現場
フラワーエッセンスは、いろいろなストレスを癒すために使われています。
心の中のしこりになっているネガティブな感情だけではなく、肉体的なストレスにも対応しているそうです。
オーストラリアでは、1991年からパースの病院で使用され始め、イギリスでも多くの病院で利用されているとのことです。
日本ではどうなのかと調べてみると、日本でもフラワーエッセンスを使用している病院もあり、『癒す』ということをどのようにとらえるかによるんだろうなあ・・と思いました。
フラワーエッセンスの使い方
フラワーエッセンスの種類はたくさんありますが、その始まりはイギリスの医師であり細菌学者、免疫学者であったエドワード・バッチによる開発です。
バッチ博士は、病気の回復のカギは健康な心であると考えました。そして自分で自分を助けることに使うことができるフラワーレメディを完成させたのだそうです。
バッチ博士のレシピによるフラワーレメディは、野生の花や太陽を浴びた花、煮沸した花など、植物のエネルギーを転写してつくられます。
このバッチフラワーレメディのほかにも、世界にはたくさんのフラワーエッセンスがあります。
使い方はいくつかの方法がありますが、どのフラワーエッセンスでも同じように使うことができます。
そしてフラワーエッセンスは、たくさんの種類があり、ひとつに限らず、自分に合うものをいくつか選んで調合して使うこともできます。
・原液ボトルから直接口に垂らす
・飲み物に混ぜて一緒に飲む
・お風呂に入れる
・ルームフレッシュにして、部屋にスプレーする
・ローションにする
まとめ
今回は代替医療のひとつといわれる『フラワーエッセンス』についてご紹介しました。
フラワーエッセンスにご興味がある方にカウンセリングさせていただくことができる資格を取得しましたが、実は勉強を始める前は、フラワーエッセンスが本当に効果があるの?と思っていました。
そして一通り学んだあとは、こんな風に考えています。
フラワーエッセンスを利用することで『自分で回復していく』と。
フラワーエッセンスはおなかが空いたときのおにぎりのように、憂鬱な日の晴れ間のように、心に寄り添うものなのではないかと。
ご興味を持たれる方が多いようでしたら、次回はどのようなフラワーエッセンスがあるかをお話ししていきたいと思っています。