ひとりお出かけ東京編「皇居」
東京へのひとりお出かけで、まずおすすめしたい場所は「皇居」。
皇居は私にとってパワースポットです。
私の考えている『パワースポット』は、そこに行くと元気になる場所。
だからパワースポットは人によって違っているはず。
「皇居」はとても清々しく力強い場所。
あなたにとってもパワースポットかもしれません。
皇居は徳川家15代の居城だった場所
現在、天皇がお住まいになられている皇居。
ご存知の通り皇居は、今から562年も前に築城された江戸城の跡地です。
1590年には、徳川家康が江戸城に移り、その後15代にわたって徳川家の居城となりました。
250年もの間、平和な世の中が続いた江戸時代。
その平和の世を築く中心となった江戸城は、もちろんその史実だけでもパワーを感じますね。
ちなみに江戸城を築城したのは、家康ではなく太田道灌。
築城は1457年です。
太田道灌の築城から家康に渡されるまでには、いろいろなことがありましたが、それはまたの機会にでも。
皇居は正門から
皇居には9つの門がありますが、私はいつも大手門から入るようにしてます。
大手門は旧江戸城の正門。
名だたる大名がみな、そこから入城していました。
となると現在の天皇陛下も、この大手門から出入りしているかというと、そうではありません。
天皇、皇后、皇太子ご一家は、吹上御苑にある御所に近い半蔵門から通常は入ります。
それなら絶対半蔵門から入りたいと思うところですが、大手門と正反対の位置にあり、しかも一般人の通行はできません。
そうですよね・・。
天皇陛下とご一緒の門をくぐるのは難しいですよね。
そうとなれば、正式な門である大手門から行くのが王道です。
そういえば、以前皇居に行ったときに、現在の上皇、上皇后が乗られている車が御所にお戻りになるところに居合わせることがありました。
上皇后美智子様に手を振っていただき、微笑まれて、ものすごく幸運!
『武将愛』では「江戸城ガイド」として別記事で寄稿させていただいています。
皇居での滞在時間はその日の気分で
皇居内は広く多くの樹木が植えられていて、そこにいるだけでも清々しい気持ちになりますが、私が皇居に行く目的はそれだけではありません。
皇居には2つの売店と1つのレストハウスがあります。
レストハウスでのお食事も好きなんだけど、ひとりお出かけのときはお食事はしない私。
売店でお目当てのものを買ったり、そこで流れているビデオをしばらく観賞したりして、休憩したら帰ります。
おみやげは必ず買ってくる
皇居に行ったら、皇居で必ずおみやげを買って帰ります。
自分がすきな場所、パワースポットなので縁起を担いてね。
買ってくるものは毎回だいたい同じなのですが、「皇居のおみやげバージョン」になっているので気に入っています。
そういえば今使っている小銭入れは、1年くらい前に行ったときに買ったもの。
自宅の引き出しには、常に千円札を10枚常備しているんだけど、それを入れている長財布も皇居の売店で買ったものです。
そういえば、今回は休憩所にあった自動販売機のコカ・コーラのデザインが面白かったので買ってみました。
榮太樓の飴は通販でも購入
皇居に行った帰りは、東京駅ナカのGRANSTでお買い物をして帰るのが好きです。
けれど、時間があるときは、地下道を通って銀座三越に行くことも。
銀座三越には「あめやえいたろう」という榮太樓のかわいらしい「飴」がたくさん並んでいます。
かわいらしく、目を引く「あめやえいたろう」の飴は、ちょっとしたプレゼントにピッタリで、仕事で手伝ってもらったときなどに、相手に負担をかけないくらいのプレゼントになり、とても喜んでもらえます。
そういった飴もよいのですが、私は昔からずっとある「梅干し飴」が好き。
お砂糖と水あめでつくられているべっこう色の飴の中に、紅花で色付けされた「赤い飴」が少しだけ入っているというのが粋。
こちらの「梅干し飴」は、取り扱っているお店も多いので、手に入りやすいかもしれません。
榮太樓の飴を昔は、江戸の娘がグロスの代わりに唇に塗っていたそうですよ。
昔から今にいたるまで残っているもの。
それには他のものに変えることができない「よさ」が存在しているもの。
榮太樓の『梅干し飴』もまさにそのひとつだと思っています。
私が大好きなパワースポット『皇居』は『江戸城跡』ですね。
そんな『江戸城』いついては、『江戸城ガイド』として『武将愛』さんに寄稿しています。
⇒「江戸城ガイドvol.1江戸城ってこんなところ!ざっくり案内」
ぜひこちらのサイトもご愛読いただけましたらうれしいです!
『ひとりでお出かけ横浜編』一番のおすすめは『三渓園』
皇居東御苑の植物を観に行きませんか?
戦国武将、とくに信長、秀吉、家康の生涯をたどっているサイト『武将愛』さんに寄稿させていただいている私。
その中のひとつ、『江戸城ガイド』をシリーズで書かせていただいていますと記しましたが、先日取材をかねて、久しぶりに皇居まで行ってきました。
もちろんセオリー通り『大手門』から入城。
そして50代女性のみなさんにおすすめしたい『ひとりでお出かけ』は、皇居内にある植物の観察です。
とくにおすすめは、『二の丸庭園』付近。
皇居内はいたるところに植物があるので、ご紹介したいことはたくさんあります。
が、秋はぜひこの辺りをじっくりと観察してください。
50代女性は皇居で植物観察がおすすめ
皇居の見どころのひとつは、700種以上あるといわれている植物。
日本のすべての「都道府県の木」から、「ムラサキシキブ」といういかにも皇居の植物らしい名前のものまで、いろいろな植物を楽しむことができます。
ところで小学校の理科の授業内容を覚えていらっしゃるでしょうか。
植物の勉強をしたと思いますが、授業は楽しかったでしょうか。
私は自分が小学生のころの理科の授業なんて覚えていません。
植物のことといえば、朝顔を植えて、夏休みに自宅に持ち帰り、観察日記をつけて、夏休み明けに持っていくという宿題があったことだけは覚えている・・そんな程度です。
しかもその朝顔に関しては、まったくよい思い出ではありません。
私の母は植物に興味がなかったので、何のアドバイスも手助けもありませんでした。
休み明けに見事な朝顔がまだ咲いている鉢を持ってきたお友だちや、りっぱに種をつけているお友だちの朝顔を横目に、私は枯れた鉢を抱え、先生に冷たい目でみられたことを忘れてはいません。
そんな「朝顔」は今でも1年生の生活科で、その成長などを学んでいます。
勉強したことはないけれど教えたことはある生活科のこと
生活科。
50代の女性が小学生の頃にはまだ『生活科』という教科はありませんでしたね。
私が小学校の先生になった年、平成元年の学習指導要領改訂の際『生活科』が新設されました。
小学校低学年には理科と社会がなくなり、そのかわりに生活科ができたのです。
生活科は簡単にいうと、「自分のかかわりの中で、人や社会や自然をとらえ、自分の生活に合ったいろいろな活動や体験を通して自立への基礎を身に付けよう」という内容。
私の卒論のテーマは『生活科』に関する内容だったので、まじめに研究したつもりでしたが、今一歩とらえにくい教科で、施行後最初のころ現場では、何を教えるのか、どう評価するのかと先生方の悩みのタネになっていました。
50代の女性はすでに自立への基礎を養う必要があるとは思えませんが、自分とのかかわりの中で、人や社会や自然をとらえるってとても大切な気がします。
朝顔を育てる活動が今もなお続いているのは、いくつもの意味がありますが、朝顔が種から育ち、種を実らせるまでの成長は、今なら今の学びが必ずあると思います。
そしてそれはきっと、人それぞれ学ぶことがちがっているのかもしれません。
そんな50代女性におすすめするのが、『皇居東御苑の植物観察』です。
「ムラサキシキブ」という花
みなさんは「ムラサキシキブ」という植物をご存知ですか?
これが皇居の「ムラサキシキブ」です。
本当に紫色の実をつけるんです。
かわいらしいですよね。
名前の由来はあの「紫式部」からだそうです。
シソ科の落葉低木なので、おとなの背丈くらいの高さのものが多いですが、その倍くらいまでは成長します。
気に留めていないかもしれませんが、ムラサキシキブは日本中に自生している植物。
なので珍しい植物ということではありません。
ちょっと気にしてみていると、自宅のご近所や公園でなどにもあるかもしれませんよ。
「ムラサキシキブ」と別物の「コムラサキ」
皇居には「ムラサキシキブ」のすぐそばに、「コムラサキ」という植物もありました。
実のかたちも全体の雰囲気もとてもよく似ている、このふたつ。
似ているので、同じ分類かと思いきや、実はちがうのでびっくり!
ムラサキシキブはシソ科ですが、コムラサキはクマツヅラ科の植物です。
パッと見た感じだととてもよく似ているので、どこが違うのかな?という感じです。
わかりやすい違いは、
まず葉のかたち。
ムラサキシキブは葉の全体にギザギザがあります。
コムラサキは葉の先っぽだけにギザギザがあります。
つぎに花。
ムラサキシキブは葉の付け根から咲き、
コムラサキは葉の付け根から少し離れた場所に咲きます。
開花の時期ならここですぐにわかりますね。
そして大きなちがいは「数」。
ムラサキシキブが日本中に自生しているので目にする機会も多いのに対して、コムラサキは、絶滅寸前の品種のため、なかなかお目にかかる機会がありません。
コムラサキは、絶滅寸前・絶滅危惧種・危急種・純絶滅危惧の種に指定されているようです。
皇居では、そんな貴重なコムラサキが育っています。
(2019年8月31日撮影)
白い実がつくシロミノコムラサキにも実がついていました。
皇居では、どの季節に出かけてもその時期の花や実を楽しむことができますが、絶滅寸前の『コムラサキ』に実がついているところを観ることができてよかったな。
宮内庁のホームページ「皇居東御苑花だより」に開化の様子や花のある場所が掲載されています。
ホームページを確認してからお出かけするとよいですよ!
ヘビからのご挨拶
皇居には、ヘビのアオダイショウがいて、たまにアオダイショウからのご挨拶を受けることもあります。
私が行った日は、前日が雨だった翌日。
モワーンとしてジメジメ感たっぷりの日中は、まさにヘビさんに出会う確率が高い日。
案の定、ヘビが草むらの中を通って行きました。
ものすごい大きなアオダイショウ。
そのヘビがいた側の池には、白い鯉も顔を出していました。
この鯉は「ヒレナガニシキゴイ」です。
日本のニシキゴイとインドネシア原産のヒレナガゴイとの交配で品種改良された鯉だそうです。
とても優雅に泳いでいました。
皇居は現在一部立ち入り禁止
今、東御苑本丸あたりでは,『大嘗宮』の仮設工事をしているため一部の場所が「入園者立ち入り制限」をしています。
「入園者立ち入り制限」をしている箇所は、宮内庁のホームページ『皇居東御苑の公開について』で確認できます。
売店は臨時の建物ですが営業していますよ。
季節ごとに咲く皇居の植物を観にぜひお出かけしてみてくださいね。
帰りは、大手町駅より地下道で東京駅まで行けばグランスタでのお買い物が楽しいですよ!
『武将愛』さんの『江戸城ガイド』もぜひご覧ください。