病気や体調不良ではないのに、なんとなく元気が出ないという時。
心が疲れているのかな?と感じる、そんな時。
少しだけ『やらなければいけないこと』を止めて、絵本を読んでみませんか?
おとな向きの絵本は多い
絵本というと、子どもの読み物と思いがちですが、そんなこともありません。絵本はお話の部分が少なく、視覚的に心に入りやすいもの。
ほんのわずかな時間で心が洗われる素敵なアイテムなのです。
こちらでご紹介する絵本は、50代の女性によいかな?と思って選んだものです。
絵本に限らず人は自分の置かれている環境や心の状態によって、選ぶものが変わりますよね。
子育てをしていたあの頃に、バリバリ働いていたあの時に選んだ本が、今も好きとは限りません。
今の自分の気持ちに合わせて絵本を探してみると、それだけでも楽しい気持ちになれるかも。
おすすめの絵本
まず最初にご紹介したい絵本がこちら。
いしづちひろさんの『ありがとう』。
自分の思い通りにいかなかったり、誰かに思いが通じなかったり、ちょっと気分が滅入ったり・・・。やるせない悲しい気持ちが心にポツっと沸いたとき。
小さくなった自分を優しく包み込んでくれるような優しい絵本『ありがとう』。
海外の絵本にも素敵な絵本はたくさんありますが、この絵本は笑っちゃう!
気持ちがほっこりします。
ヴェルナー・ホルツヴァルトさん作『うんちしたのはだれよ!』
今回ご紹介したのは絵本ですが、自分を笑顔にするきっかけはどんなものでもよいと思うのです。
不機嫌な気持ちは、もしかすると自分以外の何かが原因かもしれないけれど、不機嫌を維持するか、増強させるか、追い払うかは自分か決めることができます。
そんなことは、わかっている。
でもできない時もあるんですよね。
だから、きっかけがあればいいなあ・・と思いました。
子どもが好きな絵本
ところで、おとなの選んだ本は子どものために選んだとはいえ『おとな目線』。
つまりおとなが読んで面白いと感じたり、よいと感じたりするから選ばれているということですよね。おとなは、絵本に自分の価値観を乗せて選んでしまいます。
つまり、自分の伝えたいことを絵本に代わりに言ってもらう・・という感じが多いかなと。
けれど子どもは、そういったものよりも、楽しい、おもしろい、ちょっとこわい、そしてドキドキワクワクするお話が大好きです。
私が先生の頃、子どもたちのリクエストを聞くと、そういった本ばかりが人気でした。その時は意外に思いましたが、今ではわかるような気がします。
そんな子どもたちに人気だった絵本もご紹介しますね。
長新太さん作 キャベツくん
佐々木マキさん作 ぶたのたね
島田ゆかさん作 バムとケロのお買い物
最近のものでは、
かがくいひろしさん作 だるまさんが
ヨシタケシンスケさん作 もうぬげない
ちょっぴり怖いお話なら、
せなけいこさん作 ねないこだれだ
長谷川摂子さん作 めっきらもっきらどおんどん
ふるたたるひ・たばたせいいちさん作 おしいれのぼうけん
など。
お子さんに読んで聞かせてあげた絵本がご自宅にあるようでしたら、そういった絵本を手に取ってみるのも気分転換に、そして少し疲れた気持ちに温かさを取り戻してくれるきっかけになるかもしれません。