ひとりでお出かけの楽しさとは
私と同世代、50代女性のみなさん。
最近、ひとりでお出かけをしていますか?
自分のために、自分がすきなことをするために、自分のすきな場所に、自分がすきなように「出かける」という機会をもっていますか?
自分の時間は後回しにしないで
そうですよね。
お仕事を持っていたり、家族のことで忙しかったりして、自分のために「時間をつくる」なんて、後回しになっているかもしれません。
もしかすると「自分のための時間」をつくることに罪悪感を感じてしまうという方もいるかもしれません。
じつはそういっている私自身が、自分のために時間をつくることが上手にできませんでした。
自分の時間つくりが上手ではなかった私が、重い腰をちょっと上げて、自分にGOサインを出してあげたら、自分の目の前にあったモヤモヤがパっと晴れていきました。
「ひとりでお出かけ」は簡単なようにみえてなかなか実行できないもの。
けれど本当は自分にとってプラスになる楽しい行動のひとつです。
こころも体にもエネルギーが行き渡っていったように感じて、生活にハリがでてきた私がおすすめする「ひとりでお出かけ」。
小さな行動だけど自分のためにだけ時間を使う「ひとりでお出かけ」。
普段の自分が「凛と生きる」元気の種になるかもしれません。
ひとりでお出かけのメリット
まずは「ひとりでお出かけ」のメリットです。
それは簡潔にいうと次の3つ。
1.予定はザックリと立てればよい。
2.予定を急に変えても大丈夫。
3.自由に行動できる。
単独行動ですから何にも縛られません。
出発時間も帰宅時間も自由にできますし変更も可能です。
それだけで気分が楽ですね。
計画は必ず立てるけれどザックリと
行先はザックリと決めましょう。
都内に行くなら「東京駅中」とか「品川駅中」「皇居」「スカイツリー」という感じで。
ひとつのスポットにするのがおすすめです。
とくに若い頃なら真っ先に出かけただろうな・・というところにまだ行っていなかったりするので、そういうところに行くのは楽しいですよ。
私もスカイツリーには最近始めていきました。
計画の立て方
1.行きたい場所を決める。
2.その中でも、ここだけは絶対に行きたいというところを1,2個選んでおく。
(買いたいものや食べたいものが1つでもあるとより楽しみ度が増します。)
3.自宅出発時間と現地を出る時間を決めておく。
(一応の目安)
これくらいで十分です。
まずは、ネットなどで下調べをして、行きたい場所を決めたら、その中でも「これだけは」ということを1,2個決めておきましょう。
例えば「スカイツリー」に行くと決めたら、300店舗以上あるショッピングモールをすべて見ようと思うとそれだけで「めんどう」な気持ちになったりします。
なので、「飴細工のお店に行く」「皇居外苑菊園もなかを買いに行く」「ずんだ茶寮のずんだシェイクを飲みに行く」「すみだ水族館」に行くなど、1つか2つだけ行きたい場所をピックアップしておきます。
とりあえず、そこに行ったあと、時間に余裕があったり元気が残っていたら、他の場所もみることができるかも。
この方法だと目標が簡単に達成できるので、「お出かけしたことに満足感」を持つことができます。
私の「ひとりお出かけ」は、いつもこんな感じ!
ちなみにこの目標の立て方は「ひとりでお出かけ」に限らず、よく使う方法。
50代女性はスモールステップがおすすめ
この私の「ひとりお出かけ」プランのように、クリアできそうな目標を立てて実践することを「スモールステップ」といいます。
教育現場では、この「スモールステップ」は、子どもたちの目標達成を助けるための技術のひとつとして、よく使われているんですよ。
みなさんも、きっと何気なく使っているんじゃなかな‥。
たとえば、今日の夕食はカレーライスにしちゃおう!
というのもそのひとつ。
これなら用意できそうだというメニューを選んでいることが「スモールステップ」に当たります。
ひとりでお出かけのデメリット
ひとりでお出かけには、メリットだけではなく「デメリット」もあります。
ひとりなので、お出かけの途中に誰とも会話をすることがありません。
「ちょっと疲れたね」
とか
「お腹空いたね」
とか
「これ、かわいいね」
などという何気ない会話ができないため、心の中で自分に話しかけたりしなくてはなりません。
ちょっと寂しいですね。
けれど、そこは我慢です。
それが「つまらない」と感じたら、次は「お友だちとお出かけ」すればよいのです。
一人お出かけは、会話をすることがなくてつまらないというデメリットはありますが、自分の好きなように行動ができて気楽です。
横浜ひとりお出かけのおすすめは三溪園
横浜にはたくさんのお出かけスポットがあります。
その中でも私が一番最初におすすめしたい「ひとりお出かけスポット」が「三溪園」です。
小さいころは、毎年「お花見」に連れて行ってもらっていた三溪園。
40年くらい経った今でも、美しい景観は変わりありません。
桜の季節はもちろんですが、それ以外の季節、いつ訪れても心を落ち着かせて場所が「三渓園」。
とてもおすすめの「ひとりお出かけスポット」です。
三溪園ってどんなところ?
横浜市中区にある「三溪園」は生糸貿易の実業家である原三渓」が1906年(明治39年)5月1日に後悔した庭園です。
広大な園内の中に、京都や鎌倉などから移築した建造物が巧みに配置されています。
それらは重要文化財だけでも10棟もあり、その中で3棟は横浜市指定有形文化とされています。
とにかく敷地が広大でゆとりある設計になっているのでゆっくりと散策を楽しむことができる庭園です。
原三渓とはどんな人物?
原三溪の本名は「原富太郎」です。
代々庄屋をしていた青木家の長男として生まれ、幼少期から漢学などの学問を学び、現在の早稲田大学(旧東京専門学校)で政治・法律を学びました。
その後1888年(明治21年)頃に跡見学校の助教師になって、その3年後に教え子だった原善三郎の孫である「屋寿」と結婚して原家に入籍し「原」の姓を名乗るようになり原家の家業を継ぐことになりました。
三溪園でガイドさんに案内してもらう
三渓園にはおすすめの見学コースが設定されています。
要所要所に立て札もあり、とてもわかりやすいですよ。
提示されているコースの所要時間は、個人で見学する場合の目安だそうです。
実は三渓園には、たくさんのガイドボランティアさんがいらっしゃいます。
三渓記念館の横にガイドさんの詰め所がありますので、そこで声をかけてみましょう。入り口にもいらっしゃる場合があり、案内に余裕がある場合は、ガイドさんが声をかけてくださることもあります。
ガイドをお願いする場合は、おすすめコースの所要時間は2倍程度を見込んでくださいとのことです。
足早30分コース
ゆっくり60分コース
のんびり90分コースの3種類があります。
自由に気ままに散策もおすすめ
ひとりでお出かけをしたときに、ガイドさんと一緒に周ると、いろいろなお話を伺うことができたり、ちょっとした何気ない会話が心和む時間となります。
気持ちが鬱々しているときや、なんとなくモヤモヤした気持ちでいるときは、ガイドさんとの会話に助けられたりします。
ひとりでいると、変なスパイラルにはまって、大したことがないことでも深刻になってしまうこともあるので、そんなときには、ガイドさんのお話に耳を傾けてみるのもよいですよ。
私は自由にあれこれと好きなところを見て回る方が好きなので、勝手にあちらこちらを周りますが、日によってはガイドさんがたくさんいらして、余裕があるガイドさんが声をかけてくださいます。
ガイドさんはとても親切なので、質問すると丁寧に答えてくださいます。
「そうだったの?」
ということもあるので、とても勉強になりますよ。
臨春閣という建物の中には、このような襖絵がいくつもあり、作者などについて詳しく解説してくれます。
イベントにも参加してみて
三渓園では、いろいろなイベントが用意されています。
その年によって日にちは変わってくると思いますが参考にしてください。
酸化されたいものがある場合はホームページで確認してお出かけくださいね。
横浜市指定有形文化財 鶴翔閣公開 1月1日~3日
盆栽展 1月6日~20日
観梅会 2月9日~3月3日
俳句展 2月25日~5月28日
観桜の夕べ 3月22日~31日
さくらそう展 4月17日~23日
春草廬・聴秋閣 4月27日~5月6日
蛍の夕べ 5月17日~26日
さつき盆栽展 5月19日~6月2日
花しょうぶ展 6月10日~16日
早朝観蓮会 7月13日~8月4日の土・日曜日、祝日
朝顔展 7月27日~31日
横浜市指定有形文化財 鶴翔閣公開 8月3日~18日
観月会 9月12日~16日
菊花展 10月26日~11月24日
聴秋閣・春草廬 11月23日~12月8日
【入園料】
大人(高校生以上)
700円
こども(小学生・中学生)
200円
横浜市内在住65歳以上
200円(濱ともカードをご提示)
【アクセス】
根岸駅から 1番のりば
市バス58・99・101系統 本牧下車・徒歩10分
横浜駅から 東口2番のりば
市バス8・148系統 約35分 三溪園入口下車・徒歩5分
桜木町駅から 2番のりば
《市バス8・148系統》約25分 三溪園入口下車・徒歩5
元町・中華街駅から 4番出口そば山下町バス停
《市バス8・148系統》約15分 三溪園入口下車・徒歩5分
三溪園にお出かけ|まとめ
三溪園は少し不便な場所にありますが、行きは間違えることはほぼないと思います。
帰りはバス乗り場が少しわかりにくいです。これかな?と思うバス停が2か所ありますので、事前に確認しておいた方がよいと思います。
併せてバスの時刻表を確認しておけばよりスムーズです。
私はバス停を間違えて、違う場所でバスを待ってしまいました。
ご近所の方に教えていただきましたが、危うく乗り過ごすところでした。
2度も行ったり来たりしてしまい汗をたくさんかきました!
三渓園のよさは1度の来園では味わいきれないと思いますので、何度も足を運んでしまうかもしれません。
リピーターになるかも・・。